ジュタドールは、日本生まれのペーパークラフトで、デコパージュと似ていて、フランス語で「大好き」とか「夢中になる」という意味があります。
ジュタドールが、デコパージュと違うところは、独自開発の極薄のペーパーを使用して、オリジナリティが高いデコレーションをデザインすることができます。
そして、丁寧に仕上げることで既製品のような高いクォリティも実現することができるんです。

独自開発のペーパーは、日本の技術を使って作られており、組み合わせたりまたは単品で貼り合わせて使います。

 

■モチーフペーパー

デザインのメインとなるペーパーです。
大きなキャンバスや、小さなキャンバスにも対応できるよう、大小さまざまなモチーフが1シートに詰まっています。
キャンバスに合わせ、好きなモチーフを切り取って自分だけのレイアウトがお楽しめます。

MotifPaper
MotifPaper

■ベースペーパー

モチーフを引き立たせる世界観をつくるためのペーパーで、背景などに適しています。

BasePaper
BasePaper

■ラインペーパー

ベースペーパーやモチーフと組み合わせたり、単独で貼り、デザインにシャープ感を与えることができます。

LinePaper
LinePaper

準備するもの

 

ジュタドールを楽しむ前に、以下のものを準備しましょう。

◆必ず揃えておきたいもの

(1)ジュタドールしたいもの

これをジュタドールの世界では土台と呼んでいます。
スマホケース、布製のバック、コップなど。たいていのものには何でもジュタドールできます。

ジュタドールに適している素材
・プラスティック
・木材
・固めの生地(帆布など)

ジュタドールに向かない素材
・毛羽立っているもの(起毛素材など)ーー>これはNGといってもいい素材
・つけおき洗いや長い時間水に触れるもの(防水スプレーなどで相応の防水対策が必要)ーー>若干難易度高
・薄い生地など、デコレーションした面を頻繁に折りたたんだり、アイロンをかけるものーー>中~高難易度

※最初のうちは適している素材で慣れてからプラスティック製などの土台をお勧めします。

 

(2)ジュタドールペーパー

ジュタドール用のペーパーとして、ベースペーパー、モチーフペーパー、ラインペーパーなどがあります。
これらは、デザインに合わせて、どれか一つ以上を用意します。

(3)接着剤

ジュタドール用の接着剤(糊)は、どんな素材にも使えます。
これがペーパーとの相性がよいのですが、なければ一般的なデコパージュ用の接着剤でも構いません。
その場合は、素材別に異なる接着剤を用意する必要がありますので、気を付けてください。

(4)刷毛(はけ)

ペーパーに接着剤をつける刷毛をつかって塗ります。

(5)スティック

ペーパーを切り取るときに使います。
ハサミでもよいのですが、切った時の境目をぼかして自然に素材となじませるためにスティックを使います。

(6)小さな器(水入れ、接着剤入れ)

水にスティックをつけて、ペーパーを切り離していくとき、小さな皿のような器に水を入れます。
他に、塗る分の接着剤をいれて、刷毛で接着剤をすくって土台(ペーパーをはりたいもの)につけるときにも使います。

◆あったほうがよいもの

(1)仕上剤

ジュタドール用の接着剤は、乾いたときにそのままではテカリがでます。
デザイン的にテカリが出たほうがよい場合もありますが、テカリを抑えてマットな感じにしたい場合に使用します。
この仕上げ剤を使うと強度も増しますし、土台との一体感が出ます。

(2)下地剤

土台の色が濃い場合や、接着剤をはじきやすい材質に貼る場合に使用します。

(3)撥水(はっすい)剤

撥水、防水効果を高めたい場合に使用します。

(4)ハサミ

ラインペーパーなど、シャープなイメージにペーパーを切り取りたい場合には、スティックと水で切らず、ハサミでペーパーをきります。

(5)下敷き

スティックに水をつけてペーパーを切り取ったり、接着剤をつけるときに下敷きを敷いておくと、下の机が汚れにくいのでお勧めです。

(6)ウェットティッシュ

接着剤でペーパーを貼った後に、接着性を高めるために貼ったペーパーを抑えるときに使います。ウェットティッシュの湿り気が効果的です。

(7)ふきん

接着剤がついた刷毛を洗った時に刷毛の水分を拭き取ったり、下敷きなどについた接着剤を拭き取る際にあると便利です。